佳暮村の避難所を慰問

 台湾AOGの理事のメンバーと共に日本からの義援金と台湾から集まった献金を携えて、今回水害がひどかった佳暮村の人々が住む避難所に行ってきました。避難所は屏東県の老人ホームの中に臨時に開設され、壁もないカーテン一つで区切られた場所に1000人以上の被災者が住んでいました。
 近くには商店も全く無い場所で、避難所での生活の大変さを少しだけ実感しました。この避難所で暮らしているのは霧台郷というところで暮らしているルカイ族の人々です。未だに将来の見通しが全く立っておらず、みな途方にくれていました。老人ホームは非常に広く1つの会議室を礼拝所として使用していました。このような困難に遭った時、信仰だけが大きな希望だとみな話してくれました。ルカイ族は非常に排他的な民族で、いままで私たちが交流したり訪問したりしたくてもずっと拒まれてきました。けれども、今回の災害を通して彼らの心は開かれました。

これから長期の援助をしていきたいと話すと快く受け入れてくれ、最後はルカイの賛美を歌ってくれました。それは非常に古い懐かしい響きのする歌で、涙が溢れました。

帰りには佳暮村大救出に貢献した4勇士の1人とその家族を見舞うことができました。

佳暮村のルカイ族伝統賛美歌
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