原住民の子供達のためにできること

megumaru212005-05-17

現在毎土曜日、原住民の子供達を対象に学童をしている。来ている子供達は50人以上にもなる。

それぞれの子供達が家庭に複雑な事情を抱えている。
離婚している親は半分以上に及び、離婚していなくても、親から虐待されている子、育児放棄されている子供少なくない。アルコール中毒の親も多い。

台北という大都会で、親が誇りを持って生きていないため、子供達にもそのゆがみは影響する。

先日、私を含めて教師達が会議中にそれぞれ泣き出してしまった。
教えることが嫌なのではなく、子供達の心の中に癒しがたい傷があり、週1回の学童ではどうにもならないこと、また私たち教師自身も台北という都会のなかで差別や複雑な人間関係や競争の中で生きにくく感じていること。など複雑な気持ちでみな泣いた。

先日子供達と原住民の伝統的なビーズのネックレスを作った。普段落ち着きの無い子供達の目が輝いた。
それぞれの子供達の持って生まれた芸術的センスに本当に驚いた。
このネックレスは、母の日のプレゼントになった。