日本の危機

台湾の原住民を日本の方に理解してもらいたく、関西、東海、四国の教会を1カ月間まわった。娘と1ヶ月も離れるのは初めてのことで、お互いに不安はあったが、原住民は自分の子と他家の子と区別せず、面倒見てくれるので、何とか大きな事もなく無事まわることが出来た。毎日違うところに泊まり違う場所の物を食べるので、寅さんになったような気持ちだった。

 日本は不景気の暗い雰囲気が漂っていて、息苦しさえ覚えた。特に東京のはりつめた雰囲気はいつまでたっても慣れない。今回印象に残った場所は初めての四国、特に土佐の四万十川足摺岬だった自殺の名所と言われる場所だそうだが、確かに人を引き込む場所である。

日本の自殺者が増えている。弱い人がこの緊張に耐えられずに、病んでゆく。