台湾の選挙

あと1週間で台湾の2回目の総統の選挙である。1回目の選挙も大騒ぎだったが、李登輝は人格者であってカリスマ的要素もあり、ほぼ当選すると予測できた。だが今回は違う。主に国民党と、国民党から離脱した無党派と独立派の最大野党の民進党の3人が熾烈な戦いを見せていて、もし独立派が当選すれば中国と戦争になりかねないとの危機感もあり、大騒ぎだ。日本では野党も与党もそれほど変わらないような印象を受けたが、台湾はだれが当選するかによって町並みさえ変わってしまうほどの違いがある。TVのコマーシャルも選挙関係一色である。特に互いに批判し合うCMがユーモアがあってけっこうおもしろい。相手の物まねをして欠点を言わせたり、似顔絵を書いて批判したりと日本では訴えられそうなことまでやってのける。やっぱり台湾の人はすごい。ハンパじゃないとここでも感じる。