ユースと共に台湾南部宣教

 今回萬国法律事務所の計らいで、ユース25人と共に台湾の南部(屏東、高雄)に伝道旅行に行く機会が与えられました。この法律事務所は2年前から、教会にユースの家庭教師の奉仕に毎週来て下さっています。交流のために、南部のキリスト教障害者専門の孤児院に一緒に行くことになり、その道すがら今回水害にあった佳暮村と高雄市中心教会に寄ることになりました。

台北から屏東までは来るまで6時間掛かります。朝の5時半に出発しお昼の12時に無事に屏東のベテル孤児院着きました。この孤児院には150人ほどの障害者が暮らしており、外部の人の宿泊施設も設備されとても開かれた障害者施設でした。
 私は以前福祉の仕事をしていましたが、日本はこのような外部の人の接触をあまり行いません。日本は障害者の支援の殆どを公の機関に頼っているため、積極的な障害者と健全者の交流は行いません。それに比べて台湾は支援を民間に頼っているため、募金が費用です。多くの人に障害者のことを知って貰うためこのような交流が必要なのです。午後から夜までただ泊まるだけでなく一緒に生活し一緒に遊ぶという奉仕も組み込まれておりとても充実した時間でした。



次の日はここから車で15分ほどの佳暮村の避難所に向かいました。この避難所にはいまだに500人以上の人が暮らしています。そして村ごとに礼拝を行っています。礼拝所に着くと少しづつ佳暮村の村人が集まってきました。その中にはこの村人全員を救った4人英雄の2人も含まれていました。礼拝には100以上が集まり、最初はお互いに緊張していましたが、賛美が始まり私のメッセージ最後の祈りになると、今まで抑えていた感情が噴出したようにみんな涙を流していました。ルカイ族は今も独自の文化を堅く守り他の文化と交わろうとしません。今回水害が遭って初めて他の文化と交流するようになりました。どんな部族での同じ父親を持つ一つの家族だと感じました。メッセージは私が中国語でルカイ語の通訳が入りました。

朝の合同礼拝が終わると、高雄市中心教会に向かいユースの合同集会をしました。殆ど初めて出会った同士ですがそこは若者すぐに打ち解けて、一緒に賛美しゲームし一緒に祈り合うことが出来ました。
台北に着いたのは夜の9時本当に慌しい2日でしたが、本当に充実した旅でした。