2回目の大統領選挙

2回目の大統領選挙が行われ、非常な僅差で民進党が勝った。けれども、前日に起きた銃撃事件と、非有効票が30万とあまりに多かったため、国民党は納得ができず非合法のデモと座り込みをさせた。
 今回の投票率は80パーセント以上と今の日本から見たら、ものすごい数字だ。台湾の長老教会は民進党支持を表明した。けれども、今回の選挙は前回の民主主義獲得の戦いとうよりも、もとから台湾にいた本省人蒋介石が率いてきた外省人との民族的な戦いの色が濃い。
 いろいろな国の内戦をみても、この民族的な戦い、憎しみが一番手に終えない。合理的な理由がなく、習慣が嫌いとか、言葉図解が鼻に掛かるとか、主観的な理由で嫌っていることが多いからだ。少数民族である、原住民はカヤの外であったが、
 この民族的な排他をいつも受け続けてきたのが原住民だ。本省人外省人の戦いが激しくなれば、ますます原住民の存在価値や福祉はなおざりにされていくだろうと懸念するこの頃である。