台北の原住民

今日テレビで「台北の原住民」という番組を見た。このように原住民の番組がテレビで流れるようになったことも、去年あたりからだ。それまでは、差別対象の民族としてあまり触れられなかった。

番組の中では、台北で生活している原住民が登場し、笑いながらも台北の生活がどんなに苦しいものか告白していた。「帰りたい〜故郷に、でも子供のため稼がなきゃならない〜流れ流れてきた台北は悪い人ばかり〜」と一人の男性が、土方の仕事をしながら即興で歌う姿に、涙が止まらなかった。根が単純な彼らが、国際都市台北で誇り高き中国人と暮らすことがどんなにか大変なことか、この3年で分かっていたつもりだったが、まだまだ彼らの深い部分に私は入れないと改めて思わされた。どうしたら台北で彼らに希望を与えられるのだろうか?